SCL決勝トーナメント決勝戦 vs 選手会ソルジャーズ(◎5-1)

2013年のSCLは厳しい戦いが続いた。予選4位通過からHustle Japan, TWINS, Whitetailsという強豪相手の戦いを生き抜き、ようやく、そして再び決勝の舞台を迎えることができた。

 

この日の先発はアロハ田村投手、選手会ソルジャーズは丹野投手。エース同士の戦い。

 

1回表、丹野投手のリラックスしたフォームから投げ込まれるキレのある球にあっさり二死。3番西田選手がセンター前ヒットで出塁するも4番山本選手が三振に取られ無得点に終わる。

 

その裏、ソルジャーズは先頭のアーロン選手が死球で出塁すると二盗・三盗を決める。2番堤下選手を三振には取るものの、3番武内選手に左中間に運ばれタイムリーツーベースヒットで1点を先制される。しかし後続はきっちり断ち、1点に止める。

 

かえす2回表、アロハは先頭の岡選手が死球で出塁すると、橘選手が絶妙な位置にバントを決め自身も生き、無死1・2塁。7番田村選手が浅いライトフライに倒れるも、つづく川滝選手のレフトへの当たりがエラーを誘い一死満塁に。ここで迎えるのはソルジャーズ戦相性の良い9番柿塚選手。カウント3-1からの5球目、強く叩いた打球はレフト前に抜け、岡選手に続き二塁から橘選手も生還し逆転!

 

その後は田村投手が毎回走者を出すものの粘りの投球で、強力ソルジャーズ打線を初回の1点のみで抑える。

 

5回表、先頭の日高選手が四球で出塁すると、3番西田選手がこの日3本目のヒットで続き1・2塁。山本選手がショートゴロでセカンドがアウトとなるも、すぐさま盗塁を決め一死2・3塁とする。ここで5番岡選手がレフト前に痛烈な当たりを放つとこれをレフトが後逸し一気に二人が生還。打者走者も3塁まで進む。さらに二死となったところで、ワイルドピッチで1点を追加しこの回3点を奪い5-1に。

 

6回表は交代した紀平投手に無得点に抑えられ、迎えた最終回6回裏。

 

疲れの見え始めた田村投手は3つの四死球で一死満塁とされる。交代も考えられる場面となると、日高捕手が声を掛けマウンドに集まるアロハナイン。そして田村投手も覚悟を決め、試合続行。続く打者を4球で三振とし二死満塁。さらに続く打者の打球は一塁後方にふらっと上がるも、これをがっちりキャッチしゲームセット!

 

この試合、決して本調子とは言えないなかで粘った田村投手、太陽光が眩しいなかで最後まで集中力を切らさずリードした日高捕手、ようやくスランプから脱出し勝負所で勝ち越し打という最高の結果を出した柿塚選手、さすがの勝負強さを見せた岡選手、簡単に3安打を放った西田選手、絶妙なバントから逆転のホームを踏む走力で魅せたラッキーボーイ橘選手、いきなり内野安打一本を損するもレフト・ライトのカバーを地味にしていた二見選手、ヒットは打てなくても足と守備で貢献した山本選手、果敢な守備と好調な打撃で貢献した川滝選手、その他、旅行を途中参加にしてまで参加してくれた岩本マネージャー、ベンチからしっかり声を出したり走塁コーチとして支えたメンバーや途中出場をした選手、けがや家や仕事の都合で参加できなかったメンバー、そのすべてが重なって得られた、最高の結果だったと思います!

 

今年は本当に苦しい戦いが続きました。昨年の忘れ物を取りに行く、と言うのは簡単ですが、実感が湧かなかったシーズン当初。しかし、それゆえにチームが団結していき、試合ごとに貢献する選手が変わり、一戦一戦強くなり、上りつめた結果としてのアロハ初タイトル、SCL優勝。アロハ全メンバーの誇りにしましょう!

 

まだ2013年の戦いとしてはGBNの準決勝が残ります。この勢いにのって勝ち進みましょう!

 

アロハ最高!!