2011年中間レビュー

先だって2011年の1-6月の個人成績をまとめました。併せてチームとしての振り返りもしてみようと思う。

 

まず試合数。昨年の34試合に対して6試合ほど少ない28試合に留まった。雨天中止や震災による影響があったため止むを得ない部分もあるが、人数が読めないため1試合しか組めないというケースも散見されたのは少し残念。中だるみの期間がなかったかといえば嘘になる。チームとしての緊張感を保つのに苦慮した前半戦だった。

 

とはいえ公式戦に関しては昨年の9試合(0勝8敗1引分)に対して14試合(9勝3敗2引分)と5試合増加。インスタントリーグへの新規参加による部分が大きかった。また、インスタントリーグに参加することで1月から緊張感を持って戦えたこともチームの士気向上に一役買ったように思う。

 

前半戦が昨年と比較して好調な要因として考えられるもののひとつが、投手陣のQS率の高さ(78.6%)。4回を2自責点に抑えられる投手が増えてきたことで、打線も粘り強く後半まで攻撃できている。QS率が上がった要因のひとつには岡投手の働きが挙げられる。この6月末までチーム最多の38イニングを投げ、すべてQSを記録するなど安定した投球を見せている。くわえて水倉投手、二見投手、吉松投手、高山投手、竹川投手である程度のローテーションを組むことが可能になり、個々人の負担が減ったこと、昨年マウンドに登ることが多かった日高選手が捕手に専念できるようになったことも大きい。

 

攻撃面では、打率5割超の有原選手、末冨選手の好調が目立った。さらに現在打点王の柿塚選手、長打力が魅力の岡選手、MVP経験者で勝負強さを取り戻しつつある西田選手、状況に応じた柔軟なバッティングをする日高選手などで中軸が固まってきたこと、全員につなぎの意識が出てきたことで、打順に関係なくどこからでも得点することが出来ている。昨年首位打者の二見選手も打率こそ2割台と奮わないものの出塁率は昨年並みの4割以上を維持しリードオフマンとして十分な仕事をしている。下位打線にいながらも打点10超の洞田選手、川滝選手の存在感も大きい。代打出場の多い小塚選手や紫垣選手も大事な場面でのタイムリーを打っており、チーム内競争が良い方向に働いているように思う。今年加入した新戦力の栗嶋選手もフィッティング期間を経てここから活躍をしてくれるはず。

 

後半戦に向けては上記に名前の挙がっていないメンバーも含め、全員の洞察力、状況判断力をさらに高めるということが求められる。各種予選も終盤にかけ相手にとっても「負けられない」試合が増えるはず。必然的にもつれる試合が多くなる。「いま何をすべきか」を問いながら局面を打開し、粘り強く最後まで戦うことで勝ちを重ねていきたい。

 

最後に年始に立てた2011年の最低限のハードルを確認。※公式戦成績はこちら

  • GBN1部復帰
  • SCL予選突破
  • 草魂3回戦突破

直近で草魂カップは見事に3回戦を突破しベスト8進出が決まりましたが、GBN、SCLに関しては予断を許さない状況。いずれも最終的には「優勝」こそが目標であることを忘れずに、暑くて熱い夏をアロハメンバー全員で突っ走っていきましょう!