SCLリバイバルトーナメント準々決勝(再) vs BlueThunders(●2-5)

チーム 1 2 3 4 5 6 7 R
アロハ 0 0 0 0 2 0 0 2
BlueThunders 1 0 3 0 1 0 X 5
@夢の島総合運動場野球場

引分再試合でのSCLリバイバルトーナメント準々決勝。アロハは長谷川投手、BlueThundersは元吉投手がマウンドへ。

 

初回、アロハは2番末冨選手のツーベース、3番柿塚選手のセカンドフライを落球で1死1・2塁のチャンス。4番日高選手は進塁打で二死2・3塁。ここで5番西田選手がショートフライで倒れ無得点。同じような得点圏の場面であと一本が出ない。

 

その裏、前週に引き続き先発を託された長谷川投手は先頭の松本選手にセンター前ヒットを浴びると、ボークと三振で一死2塁のピンチを迎える。ここで3番瀬下(祐)選手にレフト前に弾き返され先制される。さらにディレードスチールで再度一死2塁になるも、後続を投ゴロと三振に切って失点を1点に留める。

 

2回表裏は両者三者凡退となり、3回表。アロハは先頭の洞田選手が出塁、盗塁を試み、充分セーフ・・・と思われたがアウトの判定。続く二見選手が四球で出塁するも内野ゴロ二つで無得点。

 

嫌な流れのなか、3回裏。三振、サードゴロで二死とすると、2番戸澤選手の打球が捕手前に転がりこれで三者凡退・・・と思われたが日高選手がまさかの一塁への悪送球で二死1塁。続く3番瀬下(祐)選手を四球とすると4番瀬下(弥)選手に痛恨のライトフェンスオーバーのスリーランホームランを浴び、0-4と劣勢に。

 

回が浅いということもあり、走者を貯めて、つなぎの意識で臨んだが、4回は先頭打者の4番日高選手が粘って四球で出塁するも5番西田選手がショートゴロ、6番長谷川選手が投手フライ、7番高山選手がサードゴロとチャンスを広げられない。

 

4回裏からは田村投手に交代。先頭を四球で歩かせ犠打で進められるもその後を冷静に抑え0点にし流れを引き寄せる。

 

そして5回表、途中交代の8番栗嶋選手が元吉投手の初球のスライダーを捉えた打球は一直線にライトフェンスを越える追撃のソロホームラン! さらに一死から1番二見選手がレフトオーバーのスリーベースヒット! いよいよ反撃ののろしが上がる。さらに2番末冨選手の右中間への打球はあわやホームランというこの日二本目のツーベースヒットで1点を追加。

 

さらに3番柿塚選手の5ゴロを名手松本選手が悪送球。一死2・3塁、一打同点という場面を迎える。ここで4番日高選手が意識しすぎ当てただけのバッティングで投ゴロ、5番西田選手は力んで詰まったセカンドゴロであっさりと追撃のチャンスを手放してしまう。

 

攻めきれない余韻を残し迎えた5回裏、前の回にエラーをした松本選手を先頭打者で迎える。粘る相手を2-2まで追い込んだあとに甘い変化球を捉えられ左中間へのランニングホームランを打たれ再度突き放される。

 

6回表裏は両チーム三者凡退とし最終回7回表に。9番有原選手、1番二見選手が倒れ二死となるも、そこから2番末冨選手は粘って四球で出塁。さらに3番柿塚選手の叩き付けた打球はサードの頭を越えて内野安打となり二死1・2塁。4番日高選手はフルカウントまで粘るも最後は高めのストレートを空振りし、ゲームセット。

 

まず、今シーズン公式戦最後となったこの試合、先週も含めて14イニング、野球の面白さ、難しさが詰まった充実した試合内容でした。この点はアロハのメンバーだけでなく、好敵手としてのBlueThundersさんがいたからこそ。チームプレーとは何か、改めて理解させてもらった試合でした。

 

一球への集中力、結果を出すための準備、冷静な洞察力、チームで勝ちたいという強い気持ち。これらは本来アロハにもあったはずのもの。ただ、今回はそのすべてにおいて若干相手が上回っていたということ。

 

グラウンドにいる2時間に最高のパフォーマンスを出すために何ができるか。自分の役割は何なのか、勝つためにチームのために何をすれば良いか、その答えは自分自身が見つけるしかありません。この敗戦がアロハとアロハメンバーの更なる成長につながることを期待したいと思います。

 

来シーズンこそはタイトルを獲ろう!