野球に必要な想像力

公式戦前夜ともなると気持ちが昂ぶる。

 

明日の守備やオーダーはどうしよう、相手の先発投手は誰だろうか、にはじまり、オーダーと守備が決まったらまるで昔の野球カードのゲームのように、一人ずつ対戦をさせて仮想ゲームにまで発展する。あっという間に1時間、2時間が経ちベッドに横になってもまったく眠りにつけない。

 

このような良い昂ぶりをチームの選手全員が持っているチームは強い。

 

草野球は試合をしてみなければ分からない。想定外の不運なミスで結果が左右されることもある。しかし、そこに勝敗の理由を持っていきたくない。当然、レベルの高い選手がいるかどうかにも。

 

試合前であれば仮想敵チームに対してあらゆる場面をシミュレートし、試合では実際の相手と対峙し事前に立てた戦略・戦術を微調整し、さらに次のプレー、次の試合展開をどれだけ想像し、行動していく、これが勝つために大事な要素だと思う。

 

「次の次のプレー!」

 

私は試合中によく言う。投げた、打った、捕った、と1プレーごとに切るのではなくて、連続性を持ってプレーをするということ。今終わったプレーの次のプレーを想像できているのか。たとえば、自分が打者であれば、単純にレフト前ヒットを打ってもゆっくり1塁に駆けるのではなく、レフトがファンブルすれば一気に2塁を陥れるつもりで走る、とかそういうこと。もっと言えばそのレフトの守備力を事前に測っていたかもその選手の実力だと思う。

 

一つ先の世界を想像できた選手にしか出来ないプレーがある。守備でも攻撃でも。そしてそのプレーが試合の流れを決めることがままある。

 

自分たちが想像できて、相手が想像できないようなプレーをやる。これは野球の上手い下手は関係なくできること。

 

タレント揃いではないアロハだからこそ、この意識を徹底してこれからもやっていきたい。

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