SCL vs レッドスター09(●2-7)

チーム 1 2 3 4 5 6 7 R
レッドスター09 0 2 0 0 0 5 0 7
アロハ 0 0 0 0 1 0 1 2
江戸川区球場(江戸川区西葛西)

SCL予選最後の山場。残り2連勝以外に予選突破の可能性がない状況のなか、負けられない試合。

相手はSCL加入以来の強敵、レッドスター09さん。

 

レッドスター09は高橋投手、アロハは岡投手の先発。

1回表RSの攻撃をアロハ岡投手が丁寧な制球で3者凡退に抑える上々の立ち上がり。

 

その裏、アロハは1番二見選手、2番末冨選手が倒れ、3番柿塚選手が打席に。

高橋投手の球に押されてライト前にふらっと上がった打球がポトリと落ち出塁。

すかさず盗塁で2死2塁のチャンス。ここで4番日高選手の打球はライナーで右中間へ!

しかしRSライトの磯部選手に好捕されアウト。

 

続く2回表、突如制球とリズムを崩した岡投手がいきなり2連続四球を与えさらに投手ゴロで2・3塁とされると、迎えた7番東條選手にライト前タイムリーを打たれ1点を先制される。

 

さらに1死1・3塁から投手ゴロでゲッツーか、というプレーも投手からの送球が逸れ、2塁ベースを踏んでいないと判定され3塁走者を返してしまいこの回2点を失う。

 

2回裏も岡選手、高山選手の安打で2死1・2塁のチャンスを作るも洞田選手が倒れ無得点。

 

3回表、高山投手がマウンドに登り3者凡退としリズムを作り、以降5回までをパーフェクトピッチング。

 

一方の攻撃は、3回裏、四球の末冨選手が盗塁し得点圏に走者を置くも、2死から4番日高選手が投ゴロに倒れ、無得点。

 

4回裏も内野安打の西田選手を2死ながら2塁まで進めるも高山選手が三振に倒れ4度目の正直ならず無得点。

 

5回裏、先頭の洞田選手がセンター前にクリーンヒット! しかしここで1番・2番が倒れまたもや2死2塁。いやな雰囲気のなか、3番柿塚選手がセンター前に痛烈なヒット! 打球が速く判断も難しいなか、3塁コーチャーは腕をまわし、洞田選手はきわどいタイミングながらタッチを掻い潜りホームイン! 1点差に詰め寄る。しかし続く4番日高選手が初球セカンドフライとなり勢いがしぼむ。

 

その流れを受けて、絶対に点のやれない6回表、高山投手は四球・死球で無死1・2塁とすると、1回に好捕を見せノッている10番磯部選手を迎える。バント失敗からも粘る磯部選手に根気負けしレフトへ二塁打を打たれ、失いたくない1点を奪われる。さらに気落ちした場面でスクイズを決められ1点、四球、サードゴロを挟んでクリーンナップ和田選手、戸田選手に連打を浴びさらに3点を献上、止むを得ず2試合目登板予定の吉松投手を投入しこの回を終える。

 

6回裏、意地を見せたいアロハだったが、疲れが見え始めて力んだ高橋投手から3死球をもらうのが精一杯。さらにセンターへ抜けるかという吉松選手の当たりをRSショート土居選手がダイビングキャッチするなどここでも球際に強さを見せる。

 

最終的には2死満塁から二見選手が投手ゴロで3アウトチェンジ。7回表も吉松投手が無得点に抑えるも、最終7回裏にマウンドに登ったRS戸田投手からは、柿塚選手の3塁打とワイルドピッチで1点止まり。反撃はそこまでで試合終了となった。

 

2011年もSCL予選は突破ならず、3度目の挑戦も敢え無く退けられた。

 

SCL屈指の好投手を相手にしては、3-2、2-1というスコアで競り勝つ展開以外にないと想定していたが、攻撃では毎回得点圏に走者を置くもあと一本が出ず、守っては無駄な四死球を与えての失点、と最後まで投打が噛み合わなかった。

 

しかし本質的な敗因は、個々のプレーうんぬん、というよりも、勝利への執念、ここぞという場面での集中力、試合の状況を冷静に見抜く判断力、チームワークにおいてレッドスター09さんを上回ることが出来なかったことだと思う。いくら相手を上回るヒットを放ったとしても、試合に負けたとい事実は揺るがない。まずはアロハのチーム力を正しく評価するところから始めよう。

 

SCLは予選最終戦のBY-KINGS戦に勝利し、続くリバイバルトーナメントを優勝するために、アロハも解体的出直しをしたいと思います。